皮膚の漂白剤とも呼ばれる「ハイドロキノン」。
アメリカでは美白といえばコレ!というほどに主流だそうですが、日本ではまだまだ歴史の浅い成分です。
知らぬ間にできてしまったシミやニキビ跡など、化粧がどんどん濃くなるばかりでトラブルは改善されず、途方に暮れている方も多いはず。
効果があると書かれている化粧品等を使っても、なかなか消すことができませんよね。
そんながっかりした方にも効果がある!と注目されている「ハイドロキノン」ですが、使い方を誤れば肌を傷めてしまう劇薬でもあるそうです。
今回はハイドロキノンの副作用についてご紹介します。
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ハイドロキノンの副作用1 「肌の赤み、かゆみ」
ハイドロキノンは刺激の強い成分であるため、肌がもともと弱い方や敏感な方は要注意です。
事前にお医者さんに相談するのもいいでしょう。私の肌は最強だ!という人も、使用前に必ずパッチテストを行ってくださいね。
肌にかゆみや炎症が引き起こされた場合は、変質してしまったハイドロキノンを使用している可能性があります。
すぐにお医者さんに診てもらいましょう。
ハイドロキノンは酸化しやすい成分ですので、冷蔵庫などの冷暗所に保管し、使用期間を必ず守って使用してください。
使用期間を過ぎても使用すれば、肌トラブルを招く結果になります。
ハイドロキノンの副作用2 「シミや色素沈着の悪化」
恐ろしいことですが、シミや色素沈着を消そうと思って使用したのに、用法を守らなければ悪化を招きます。
ハイドロキノンを使用した肌は、日焼け止めを塗らずに炎天下に飛び出すような状況にあります。
効果を得るために1日2回朝と夜に使用する方が多いと思いますが、日中はたとえ家の中であっても日焼け対策を行うことをお勧めします。
先ほども書いたように、ハイドロキノンは刺激の強い成分であるため、SPF20以上で肌にもできるだけ負担をかけない日焼け止めを使用してください。
ハイドロキノンの副作用3 「白斑」
ハイドロキノンは即効性のある成分ではありませんので、ある程度の使用継続が必要です。
しかし、シミや色素沈着が治まってきた後もずっと使用し続けたり、高濃度のものを使用すると、メラニン色素を作る肌の機能を失い、その部分が白く脱色したまま元に戻らない状態になります。
この「白斑」がハイドロキノンを使用する上で最も注意すべき副作用だと言えます。
副作用を避けるためにすること
- 使用前に期限が切れていないか、茶色く変色したりしていないか確認する。
- パッチテストを必ず行い、かゆみや赤みが現れた場合は使用しない。お医者さんに相談する。
- 使用の手順は、洗顔後に化粧水や乳液で肌を保湿し整えた後、気になる部分にハイドロキノンを使用したクリームをつける。
- 日中や外出する際は、SPF20以上の日焼け止めをつける。
- 1年以上の使用や、ハイドロキノン5%以上を含んだ高濃度のものは避ける。
冷蔵庫などの冷暗所に保管し、期限内に使い切る。期限切れは容赦なく捨てる。
まとめ
注意点が多くはありますが、これによってシミやくすみのない美肌が手に入るなら頑張れそうですよね。
効果は期待できますが、劇薬であることを決して忘れずに、使用手順を守って使いましょう。